このページでは、退去時の原状回復や必要に応じたリフォーム・リノベーションなど賃貸物件のメンテナンスについて紹介します。
入居者が退去した後、次の入居者が決まるまでの期間はいうまでもなく空室となり、その部屋の家賃収入はなくなります。
賃貸経営においてこれは避けられないものであり、特に都心のワンルームであれば就職や結婚などによる住み替えが数年単位であることは収支計画に織り込んでおかなければなりません。逆にいえば、単身者ほどマーケットとして流動性があるわけで、退去後のチャンスロスをできるだけ少なくするのがオーナーにとって重要な対策ともなります。
一般的に借主との賃貸契約解約日が確定すれば、退去予定として新たな入居者を募集することはできます。ただし、原状回復工事が終わらないと次の借主が入居することはできないので、できるだけスピーディーに原状回復をするのがいいでしょう。部屋の使用状況によって原状回復やクリーニングの内容も違ってきますが、退去から10日前後で入居可能な状態にできるとベター。賃貸管理会社に業務を委託している場合、原状回復が入居者管理に含まれるのか建物管理に区別されるのかは、依頼段階できちんと確認しておく必要があります。
入居者の使用状況が悪く、リフォームせざるを得なくなるケースもあります。ただ、こういった消極的な理由だけでなく賃貸物件の場合は老朽化や時代の変化を考慮して、一定期間ごとにリフォームやリノベーションする必要があります。
また汚れや破損、故障などのトラブルだけでなく、住宅設備として古さを感じさせる仕様だと入居者が決まりにくくなったり、賃料を安くせざるを得なくなるからです。また、インターネット環境やセキュリティ対策、エコ設備などは古い物件にはないもので、競争力として見劣りする部分をリフォームやリノベーションによって改修することが、資産価値の向上にもなるわけです。
リフォームを行う場合は設備などで当該建物での交換や設置可能な製品を理解して、提案してくれる専門会社に依頼することが大事。同様のリフォームを複数の部屋に適宜施工する場合、調達や施工のレベルが安定した業者であることも不可欠です。これは一般的な賃貸管理ではないのですが、賃貸経営という視点で考えると普段から管理委託している会社にリフォームやリノベーションへの対応力があれば、費用対効果を見据えた提案をしてもらえると思います。
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